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塾長からのご挨拶

●塾長からのご挨拶

はじめまして。

ときわ塾、塾長の西島 崇です。
1974年4月9日生まれ、千代田東小学校→竜爪中→静岡東高→山梨学院大学→新卒でミサワホーム静岡入社→27歳でオレンジハウスに転職→オレンジハウスで新卒採用や新卒育成、人事、業務管理などの仕事を継続しながら自宅を使って「ときわ塾」をオープンしました。

2021年1月、1年間勉強させていただいた塾を卒業し、勉強が苦手だったり、大きな塾が苦手な小学生、中学生の学習サポートができる塾を開業しました。
この写真はその時指導していた中学2年生の悪ガキたち(笑)に撮ってもらった写真です。
卒業までサポートしてあげられなかったのが残念ですが、今でもLINEにいたずらメッセージを送ってきてくれています(涙)。。。

●大学生と関わることで見えた「塾のあり方」

採用活動を通じて優秀な学生にもたくさん出会いましたが、そのほとんどが与えられた課題をスマートにこなせるいわゆる"優等生”でした。彼らがそのまま社会人になれば、マニュアルや制度がしっかりした大企業や組織の体系がしっかりした行政の仕事など指示命令に従って活躍できる人材なのかもしれません。

しかし我が国のグローバル化や高齢化は深刻で、変化に対応しきれない大企業の成長鈍化、終身雇用や年功序列といった安定雇用の崩壊、年金制度の限界や老後2000万円問題など、今の子ども世代の将来はかなり厳しい見通しになっています。そんななかで、いわゆる”優等生”たちが就職活動や社会人生活に馴染めず、戸惑っている現実を目の当たりにしてきました。

そうした時代の流れに合わせて、小学校から大学といった教育機関も知識を詰め込むマニュアル型教育ではなく、グローバル化や変化の高速化に対応できる思考力や創造力を磨く教育にようやくシフトし始めました。

●次世代を見据えた指導方針と運営スタンス

当塾でも、無理やり勉強をさせて高得点さえ取れればいいという学習ではなく、まずは自らテーマや目標を定めて自分で計画を練り、成果を勝ち取る意識を高めて自主性や自立性を重んじる、そんな指導を行っていきます。

大手塾のような至れり尽くせりの手厚いサービスは、親にも子どもにも一見ありがたい反面、子どもの自主性を阻害して結果的に組織に都合のよい”つくられた優等生”となってしまうというリスクもはらんでいます。

また大手塾では、教室の維持管理やオリジナルのテキストやしっかりと教育された先生などを毎年アップデートしていくために相応のコストがかかり、それは授業料やテキスト代として家計に重くのしかかってきます。

1人の先生で数十名の生徒を教える一斉授業は運営効率のよいスタイルではありますが、生徒の学力が高すぎても低すぎてもその成果が得られにくい、という欠点も自ら体感してきました。

先生自身もその教室だけにとどまるわけではないので、どうしても生徒一人ひとりの長期的なケアがしにくいのも、生徒・親・先生の三者が不安に感じることなのではないでしょうか?

そして先生の多くが、一般企業などで組織やビジネスの現場を経験をする機会がないまま新卒採用されていることは、「受験対策のプロ」であっても「社会人育成のプロ」ではないということ。そんな事実も、最適な学習環境を探す視点の1つに加えておくべきではないでしょうか?

そうした塾業界の現実を踏まえ、私自身が目を配りながら長期的に責任をもって、生徒自身も無理なく自主的に将来必要とされる能力や学力を身につけられる塾をつくりたいと思い、当塾を立ち上げました。

●不登校や母子家庭、教育のバリアフリーを考える

不登校の子どもや通塾が困難な子にはオンライン対応を可能にしたり、子どもの教育に時間や予算が取れない母子家庭のお母さんなどが預けやすい料金設定・延長預かりサポートを用意するなど、バリアフリーな学習環境を提供することで地域の子どもたちの学習サポートができれば幸いです。

ご存知のとおり、YouTubeやスマホアプリにも優秀な学習ツールがあふれています。こうしたツールに否定的な考えもあるかもしれませんが、当塾では「よいものはよい」というスタンスで、そうした"ITツール”を積極的に活用したり、子どもや保護者のみなさんにもご紹介していこうと考えています。

通塾を前提としないスポット利用形式にしたのも、2時間なら2時間で効率よく成果が出るということを実感していただき、多様な能力を磨く必要のある子どもたちの時間を受験勉強だけに奪われてほしくないという思いからです。

●勉強嫌いなのに塾を開く

といっても私自身、勉強が得意でも好きではありませんでした。特に中学生ぐらいから勉強が大嫌いになって(特に社会)、好きな野球ばかりやってました。ですが、塾に"行かされていた”おかげで成績は割とよく、主要5教科以外の内申点もよかったおかげで静岡東高に入ることができました。

高校でも野球部に所属し、相変わらずの勉強嫌いのため成績は下から数える方が早い、いわゆる劣等生でした。3年の夏の大会が終わってから、なんとなく大学に行こうとまたもや塾の夏期講習に行き(今回は自分の意志です)、それなりに頑張りました。が、勉強嫌いはここでも直らず、「いかに楽をして大学に行くか?」しか考えていませんでした。センター試験だけで入れる大学を探し、センター試験対策だけに特化した勉強をした結果、なんとか浪人せずに大学に入ることができました。

今思えばもっとまじめに勉強しておけばよかったと思いますが、当時の西島少年には「学校の勉強なんて将来なんの役にもたたない」という思い込みが強く、ただ試験に合格するためだけにやっていました。

そんな私がなんで塾を開こうと思ったのか?

1つ目は、大人になった自分が「なんだかんだ塾のおかげで今の自分がある」という塾の重要性を改めて感じているから。
2つ目は、勉強が苦手な子どもに、自分がやってきた楽しい学習法を教えてあげたいから。
3つ目は、子どものころに学ぶことは、社会人になってからも意外と重要ということに気づき、それを伝えたいから。
です。

そして、たいして頭のよくない勉強嫌いな自分でも、塾に通ってそこそこの大学に行って、そこそこの大人として社会の役に立っているという事実から、同じように勉強嫌いな子どもにもっと楽しく効率的な学習をサポートしてあげられると思ったからです。

●教育の入口から出口まで

塾の仕事は学校が終わってからの14時よりオープンします。午前中は資料作りなどもありますが、今まで勤めていた一般企業の人事や採用などの業務を引き続き請け負っていて、新卒採用や社会人研修にも携わらせていただいています。今でこそ新人教育などをしていますが、今思えば社会人になったばかりの私は会社のことや社会のことなどまったく無知な使い物にならない社員でした。

29歳での結婚を前に今の会社に転職し、運よく出会ったスーパーマンのような社長に鍛え直していただき、ようやく人並みくらいの働きができるようになりました。オレンジハウスに入社して20年近くがむしゃらに働いたきたことで、環境次第で人は変われるし、成長に限界はないということを学びました。ですので、大学生の就職活動で自分と同じように学校の勉強を器用にこなし、体よく社会人になろうとしている学生を見ると、なんとかしてあげたいという思いが募ります。

私と同じような落ちこぼれ社員ではなく、入社と同時にキラキラと働ける社員になれるような就活をサポートしたいと思っています。できれば大学生だけではなく中学生や小学生にも、立派な社会人になる必要性やそのための準備として学校での学習が重要であることを分かりやすく伝えたいと思っています。学校の入り口である小学生から、出口である大学までをサポートできる今の自分のポジションを最大限活かし、塾での指導を行っていけたらと考えています。

●趣味をきっかけに人生を見直す

さて、勉強嫌いだった少年が大人になった今、子どもに勉強を教えているというなんとも不思議な展開ですが、勉強だけを教えるのではなく「人生を主体的に楽しんでいこう」という生き方の部分もお伝えしたいと思っています。

29歳で結婚してからは、36歳まで夫婦だけで仕事や遊びを満喫してきました。温泉巡りやおいしいレストラン探し、そして夫婦2人の共通の趣味である海外旅行も毎年欠かさず行っていました。特にヨーロッパが好きで16か国、50都市以上訪問してきました。はじめて行ったヨーロッパがハンガリーのブタペストという町で、ゲレルトの丘からデジカメで撮影した写真の美しさに感動し、夫婦の旅はにわかカメラマンの撮影旅行になりました。

さらには、カメラや写真についてたくさん勉強し、いくつかのコンテストで入賞するようになりました。
こちらにヨーロッパで印象に残っている町の風景をまとめているので、お時間があればぜひ見てください。美しい街並みやおいしいご当地グルメを満喫するだけでも楽しいですが、写真撮影という要素が加わっただけでその何倍も楽しく充実した旅になります。

人生を楽しくしてくれたのは他にもあります。住宅会社で営業をやっていたこともあるので建築知識も勉強しましたし、不動産の勉強もしてなんとか宅地建物取引士の資格も取ることができました。不動産賃貸にも詳しくなろうと不動産賃貸管理士の資格も取得し、生命保険や損害保険を取り扱ったこともあります。それらを何も知らずに素通りしていたら味気ない人生になってしまっていましたが、勉強したことでたくさんの喜びや実益をもたらしてくれました。

一昨年、念願のマイホームをオレンジハウスで建てることができましたが、旅行、建築、不動産、お金、保険、賃貸など学んだ知識すべてが活かされ、勉強嫌いなダメリーマンだった私が、考え方ひとつで人生を楽しめるほど大きく成長できたことを実感しました。

私が塾を独立開業する前にお世話になった塾長のような経験豊富で教えることが上手な先生にも憧れますが、私のような勉強嫌いな幼少期やダメ社会人を経験してきた先生もなかなかいないと思います。そうした経験こそが私の財産であり、生徒に伝えたいことでもあります。

●不登校の子どもたちとの出会い

大学時代は、学費を稼ぐために夜は家庭教師に明け暮れ、日曜日以外すべての時間を使って1日3名受けもっていました。小学生から高校生まで教えていましたがそのうち半数は不登校生でした。生徒の事情はさまざまですが、心がけていたことは"勉強を楽しんでもらう”ということでした。

大学受験は難しいと言われた高校生3年生をとりあえず短大受験に合格させて3年次に大学に編入させたり、不登校の中学生を小論文の指導をして通信制の高校に合格させたりと、勉強が苦手な生徒がもう一度勉強のステージに自ら上がっていけるようサポートしていました。
不登校の子どもや勉強が極端に苦手な生徒たちの学習サポートをするなかで、「いかに生徒に信頼してもらえるのか」「いかに勉強に対する苦手意識を減らせるか」を大学生ながら真剣に考えて取り組んできました。そうしたスタンスが保護者に支持され、たくさんの生徒をご紹介いただきました。

●子どもたちにとって本当に必要な教育を

とにかく、私が一番に大事にしているのは「子どもの未来」です。

・自ら考え、未来を創れる人
・多様な価値観を理解できる人
・人生を主体的に楽しめる人
・自分も他人も大事にできる人

そんな大人に育ってほしいと思い、子どもと日々接しています。

私にも10歳と6歳の2人の娘がいて、これらの私の思いをしっかりと受け止めて育ってくれています。自分の娘たちを通わせたい塾であり続けられるよう日々精進し、当塾で学ぼうとしてくれた子どもたちとともに成長していきたいと思っています。

●すべては結果。結果にこだわる。

「学び」というものは本来楽しいものであり、最初はつらくても、ちょっとしたコツや努力によって楽しむチカラは誰でもいつからでも育てることができます。
ときわ塾では、そうした学びを楽しむチカラを育んでいき、私が30年かかった人生を楽しむチカラを早く身につけられるサポートをしていきたいと思います。

とはいえ、保護者の皆さんの心配はやはり目先のテストや成績だと思います。通えばいつか成果が出てくる塾ではなく、短期間で成果が出る塾としてあえて通塾を前提としていません。早ければ1日、どんな生徒でも7日間で生徒本人が手応えを感じ、自信をもつきっかけをつかんでもらえると思います。目先の成績も将来の生き方も、自ら主体的に考える生徒になるよう全力でサポートしたいと思います。1日1日必ず結果を出すことを約束します。

長々と自己紹介をさせていただきましたが、今後も当ブログでその時々で気づいたことや伝えたいことを発信し続けていこうと思います。こんな塾長ではありますが、お子さんと一緒に勉強をする機会をいただけることを心よりお待ちしています。

長文となりましたが、これで当塾のご挨拶させていただきます。

2021年1月1日 
ときわ塾 塾長 西島 崇

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